投資を始めると、入金力の重要性に気付きます。1年間のリターンは4%。これを高める方法は株価の上昇とかいう外の要因ではなく、いくら投資できるかと言う自己の入金力に帰結するわけです。
投資を始めたばかりの人
投資初期においては、日ごろの値上がり・値下がりは大した傷にもなりません。レバレッジはかけずにETFなどに投資していれば、直近での大暴落などかすり傷でしょう。もちろん大きなリターンもありません。
とにかく入金額を増やす。このためには日ごろから貯金額とクレジットカードの引き落とし額を見比べた後、生活防衛費を除いた金額を投資にオールインするのみです。そうすればリターンは後からついてきます。
投資するお金が無い・・・
しかし、オールインどころか、1円も入金出来ない事が往々に発生します。
要因は様々、急な出費やボーナスカットによる給与の減少などなど・・・こうなると不安になってしまうんですよね。「ああこの一ヵ月何してたんだろう」と。「FIREへ近づけなかったと。」
これを回避する方法があります。
確定拠出年金という方法
給与の天引きです。いかなる出費があろうとも、関係ありません。
だって最初に引かれるんですから。
そして引いたお金をどうするか。もちろん投資です。
給与天引きで投資に回す、簡単な方法が「確定拠出年金」です。
この制度には以下のメリットがあります。
注目なのが最後の箇所ですね。つまり会社が1万円を確定拠出年金に投資してくれる場合、自分の給与からも1万円を上限に確定拠出年金へ投資する事が出来るんです。しかも税控除有りです。
手取りで貰う16,000円を確定拠出年金にした場合、20,000円分として投資してもらえるわけですね。毎月+4,000円は大きいですね。
デメリットもあります。60歳以上でなくては引き出せない点です。資金を好きな時に引き出せない。資産の流動性が低いというのはややデメリットですね。
ただ投資と言うのは将来への貯金みたいなものですから、個人的にはそこまで大きなデメリットを感じてはいません。
これをしておけば、冒頭における、「FIREに近づけなかった・・・」からは少なからず脱する事が出来ます。
確定拠出年金での結果
確定拠出年金では、債券や株など様々な投資先へ投資が可能になっていますが、債券は株に比べて上昇が緩やかです。利益を多く得たいのであれば株への投資がおススメです。
かつ伝統的に右肩上がりの米国株主体のインデックス投資が良いでしょう。
僕の2年程度での結果は、投資に累計15万円、現在の評価額は20万円となっています。
手取り換算していたら12万円程度と考えるとかなり良いですね。
先にも述べた通り、60歳までは引き出せないのですが。
何事も一歩をどう捉えるか
何かをするには、自己肯定感みたいなものの後押しが必要で、投資でも「また今月も投資できなかった。」となるよりは、「今月も積み上げた!」という気持ちを持っている方が継続して取り組めると思うんですよね。
そんな中で、投資への自己肯定感を上げるには、確定拠出年金はかなり有用です。
是非興味がある方は、会社の制度を確認してみて下さい。
また、若年層で債券割合が多い方などは株式への運用変更を早めにしておくのがおススメです。
最期まで読んで頂きありがとございました。
それでは、また。