昨日こんな記事を書きました。
NISA枠の120万円ってリスクを過度に取らない投資をした場合には、たかだか数万円の恩恵しか受けられないので、あえて適度なリスク資産に投じるのがおススメ。という内容です。
今回はその続き。
①案 利益を配当金のみに絞る
さてこれを超える投資はどうすべきでしょう。
前提として税金がかかるケースは、雑所得(株での利益など)が20万円を超えた場合です。
つまり+20万円の枠に留めればいいのです。
狙い方
キャピタルゲイン(株の値動きでの利益)を狙うのではなく、インカムゲイン(配当金や株主優待など)を狙いましょう。
キャピタルゲインの場合は、株価の上下を予測する必要がありますが、未来が見える人でなければこれはなかなか難しいです。会社の業績のみではなく世界経済の流れや、逆に一個人の不祥事などなど、様々な要因が絡むからです。
枠は20万円なのに、うまくいきすぎたらオーバーしますし、逆にマイナスになってしまう可能性もあります。過去に下がりきったと思ったレオパレス株に投じて2万円も損をした悲劇を忘れません。リメンバーレオパレス。
一方でインカムゲインであれば、株価の上下を予測する必要はありません。事前に配当情報などは公開されている場合が多いですし、過去の傾向などから予測するのも比較的容易です。リターンは数%程度ですが、その分リスクも往々に減ります。
いくらまで非課税で投資できるか
日本株で有名な桐谷さんは、株主優待と配当を合わせて4%以上の株を狙うと記事に書かれていました。
2021年5月現在では、なかなかそこまで良い株を見つけるのは難しいので、一旦3%としましょう。
毎年20万円を安定的に得られる額は、約670万円となります。この額なら僕の場合、残念ながらまだまだ非課税で投資出来そうですね。。。
②案 日本人を一時的にやめる
配当3%・・・確かに悪くはないんですが、やはり少し物足りないなとも思ってしまいますよね。米国株の高配当ETFでは、配当が6%も出るSPYDというものもあります。
こんな感じで海外に目も向けられるのであれば、日本人をやめるという選択も検討の余地有りです笑
税金がかかる理由は、皆さんがそもそも日本人だからです。
このため、1年程度日本から出る事で、日本での税金はかからなくなります。日本の公共サービスが利用できないので、日本に払う税金が0になるのは当たり前ですよね。
しかし、一つ問題があります。日本の証券口座は海外へ転居する際には解約する必要があります。(NISAなど一部の特例を除く)
対応案
なのでこの案の場合は、事前準備が必要となります。海外の証券口座を開く。です。
日本人の投資家に有名なのはHSBC香港(香港上海銀行)。様々な外貨で預金する事が出来て、ネットバンクも充実しています。
海外の銀行。。。しかも中国って怖くない?と思われた方、HSBCは実は英国資本でして、2020年のタイムズによる世界銀行ランキングでは、MUFJよりも上位に位置しています。
余談ですが、ホームバイアスには気を付けましょう。
香港に行く必要あり
しかし調べるとハードルやや高し。香港に直接出向いて口座開設の必要があります。英語か広東語のみOK。そしてコミュニケーションがうまくいかない場合は開設失敗となる可能性も。。。
更に口座を開けているだけでも数百円程度の手数料が毎月発生してしまいます。数百万円程度の資産運用をするのであれば、あまりメリットはないかもしれないですね。
ただ仮に1,000万円の米国ETFに投じ、15年で2,000万円となったとしたら日本でかかる税金200万円が免除です。これぐらいの額で運用できたら結構得ですね。
香港ディズニーランド旅行~HSBC口座開設付きツアーと題して、数年後に1,000万円到達を祝う旅路に出ようと思います。
まとめ
というわけでまとめ。
NISAを超えたら、配当金狙いの投資で非課税を狙っていく。
1,000万円以上を運用できるようになったら海外口座開設も視野に。
こんな感じで!
それでは、また。