ベア型のETF・投資信託はリスクヘッジに成り得るか

どうも、とみです。

株価の上昇が止まりませんが、急落に備えたベア型のETF・投資信託への投資はリスクヘッジになり得るのかまとめておきます。

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株価の下落に備えたベア型投資の疑問

ご質問 

株価の下落に備えて、リスクヘッジを考えています。株の空売りはした事がないので難しそうです。ベア型ファンドを買ってみようと考えています。リスクヘッジになりますか?

まず、空売りとベア型商品については、ほぼ同等の効果を持つため同じものと考えていいでしょう。信用取引か現物取引かという違いはあれど、これによりもたらされる結果はほぼ同じです。

さて、この質問への回答ですが個人的には、ベア型投資商品の購入というのは、リスクヘッジを狙うモノではなく、リスクテイク(リスクの追加)であると考えています。

一見、通常のブル型投資と逆の動きを狙うベア型投資を併用する事で、リスクが分散するように見えますが、ポイントは投資期間が異なるという点です。この観点から、両者は補完しあうものでは無いと思っています。

下記でもう少し具体的に説明します。

好タイミングを狙うのは素人には難しい

投資において、ベストなタイミングで買いや売りを入れる事って出来るんでしょうか

先日上げた日本年金機構でも過去20年で90兆円以上の利益が上がっていますが、毎年プラスというわけではありません。年間を通して損失を出している年もあります。言うまでも無いですが、株価は大衆の心理により上下するため、個人的には完璧なタイミングを見極める事は非常に困難だと思っています。

過去の傾向より長期的な視点では株価が上昇する可能性が高い以上、ベア型投資で狙う事になるのは、この予測の難しい短期的な値下がりという事です。

こう考えると、リスクヘッジではなくリスクテイクである側面が見えてくるでしょう。

リスクの分散は、対象の値動きの逆相関性だけに着目するのではなく、投資期間やその性質も含めた上で検討したいものですね。

それでは、また。

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この記事を書いた人

自動運転業界で働くビジネスマン。「TOMIMAGA」では、自動運転の最新動向、資産運用、転職戦略などを実体験に基づきシェアしています。

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