どうも、とみです。
テンバガーって言葉を知ってますか?
知らない方はいつもの、「それ、野村にきいてみよう。」です。
株価が10倍になった銘柄、なりそうな銘柄のこと。野球用語でバガーは塁打を意味し、一試合で10塁打(テンバガー)を記録するくらいの勢いで株価が急騰し、10倍まで跳ね上がる銘柄をテンバガーと呼ぶ。
野村証券 証券用語解説集
要するに、1,000円で買った株価が10,000円になれば、テンバガー達成です。おめでとうございます。
テンバガー超有力銘柄20&注目銘柄77 2020株バブル!10倍株量産の予感 [ 朝香 友博 ]
テンバガーを出すには
さて、このテンバガー。達成できるケースは非常に稀である事は言うまでもないでしょう。
コロナショックではここ数年の最安値を更新した銘柄も少なくありません。
しかし、そんな絶好の投資タイミングであったにも関わらず、そこから2020年末までの間でテンバガーを達成できた銘柄は東証1部でたった4銘柄※です。 ※3962:チェンジ,3788GMO,3683サイバーリンクス,5337ダントーの4社。
東証1部には2,000社以上ありますので、その確率はわずかに0.5%。
どうですか?いけそうですか?
10倍は掛け算ならうまくいくかも
何とか資産を10倍に・・・出来ないものでしょうか?
掛け算で考えるともしかしたら、難易度が少し下がるかもしれません。
テンバガーはあくまで1銘柄で10倍を出す事ですが、銘柄を買い替えて良いとすると・・・どうでしょう?
例えば、2.2の3乗は約10です。 つまり、10倍とならなくても、2.2倍を3回出せばテンバガーと変わらずに資産を10倍とする事が可能です。
あれ、なんかいけそうな気がしてきません?当たり前の事を言ってるだけなんですが、凄く無いですか?その発想は無かったって思いませんか?
ちなみに2020年で、株価が2倍となった企業は数百社にも及びます。
投資の世界で掛け算は非常に重要です。九九を永遠と暗記させられている小学2年生に、このフィールズ賞ばりの研究結果を伝えてあげたいくらいですね。
いいかい。10倍を狙うんじゃない。2.2倍を3回掛けるだけでいいんだぞ。
もちろん、逆もしかり。
ただし、2.2倍ですら市場平均からは大きく乖離した上昇率である事は忘れてはいけません。
世界経済を牽引しているアメリカ経済の平均上昇率は、わずか7%。1.07倍です。
それでも、1,000万投資していれば、84万/年です。十分すぎますよね。
あまりうまい話に惑わされてリスクを過度に取った投資にならないよう、注意しましょう。
掛け算が分かる方なら、購入した銘柄の株価が3回半値になった時点で、自分の資産が約1/10になってしまうという恐ろしい真理に辿り着くまで・・・そこまで時間はかからなかったはずです。
それでは、また。