ある日のこと、「光った!」と助手席の妻が言いました。
直後に、うわーマジ?とめっちゃ凹む僕。
昔から僕は、誰かが「光った!」って言うと、そのあとの十数秒間めっちゃビクビクしてました。
皆さんはそんな事ないですか?そうですかそんな事ないですか。
そうなんです。僕は雷が苦手なんです。光った後には大なり小なり必ずゴロゴロと心臓に悪い音がなりますよね。あー恐ろしい。
これの更に怖いところは、どんな音が鳴るのか、実際になるまでに、謎に不安を煽る時間があるところです。
まあ実際という話をするなら、謎でも何でもなく、音の方が光より到達する速度が遅いからなんですけど。
話を現在に戻します。
白い雪が舞ってるようなこの時期に、雷はあんまり鳴りません。
じゃあ何が光ったのかというと、どうやらオービスが光ったらしいのです。
“らしい”というのは、僕は実際にはその光を見てないからです。助手席に座っていた妻は見ていました。
ええーそんな出してたかな、確かに規定の速度よりは出ていたかもしれません。
ただ、オービスに検知されるほどスピードを出していたかと言われるとそうでもなかった気がします。
それも、自宅からから500mぐらいしか離れていない場所のオービスです。
庭みたいなものです。
なんなら、あの寒い朝に急いで朝マックを買った時の方がスピードが出ていた気がする。いや、夕暮れ時にどうしても読みたい本があってスタバにかっ飛ばしたあの日の方が、、、
現実から逃れるために、なぜか言い訳の如く自分の他の罪が次から次に湧き上がってきます。
いやそれ更に罪重くしてるやん。
それから数日、警察署からいつ督促状が届くか不安に駆られた日々を送っていました。
たかが数万なんですが、もしかしたら送られてこないかもしれないとかいう一抹の邪心みたいなものもあったりして、もう悶々ですよね。
人間の不安って、結局は自分の中で発生するもので、悩む時間がこれを増長させるんですよね。本当に無駄な機能です。
あーもーちょっとで、免許証ゴールドだったのに、、、
・・・後日談。妻から一言。「あれ、普通に車が走るたびに光ってたよ〜」
なにその紛らわしいライト。怖。
自分自身が生み出す不安って、凄まじい負のエネルギーがありますよね。
最近は株価が下落してます。ビットコインも同様です。こうした相場に過度な不安を持たないことも重要です。
不安は相場で生み出されるものではなく、自分が生み出すものです。
次回発行予定の免許証も、無事に光ってそうです。
制限速度は超え過ぎないように。投じる額も許容範囲のレベルを超えないように。気を引き締めていきたいと思います。
それでは、また。