どうも、とみです。
東洋経済読んだので備忘録。
昨年12月に防衛費増額の閣議決定と日本銀行による事実上の利上げがそろって実施されました。
本書にも記されている通り、昨今の増税は社会保障の維持拡充が主な理由でしたが、今回に関しては防衛費の増額とされており、納得感が高くなったとあります。
納得感・・・ありますか??
僕自身、防衛産業には非常に興味があるんですが、今回の日本の防衛費増額については反対の立場です。
資本主義経済の中、経済活動ではなく防衛費に注ぎ込むのは国力の低下につながると思うからです。もちろんこういう話って1か0の話ではないことは重々承知です。防衛費だって防衛産業を通じた公共投資の側面もあるからですね。
でも日本が今投じるべきはここではないと思うんですよねー。世界が防衛費増額に注ぎ込んでいる昨今だからこそ、高値掴みする可能性が高い防衛産業でなく、安くなっているハイテクとか半導体に投じるべきだろうと思います。
GAFAが何万という人材をカットしてるのであれば、そうした優秀な人材を投資して引き抜くくらいして欲しいですね。
防衛産業の需要が上がっているのなら、アメリカからの調達においても足元見られるわけだから、調達額だけ高くなって、お金は出ているけど本質的に防衛力の拡充に繋がっているのか疑問に感じるからです。
防衛の分野だって、様々な業界の1分野として冷静に見ることが必要なわけで、投じるタイミングは図るべきっていうのが主張です。
そんな前段は置いておいて、本コラムで提示されたところは下記。
防衛費総額を先に決めるやり方で政策転換を行ったが、そうではなく仮に 財源の中心は増税とし、その中で防衛装備品がどの程度必要かを決めていくという政治的調整方法を採ったとすればどうだったか?
東洋経済1/21
防衛装備品の質について透明性を更に上げるという内容と捉えました。これは個人的に面白いなと思っています。もちろん自国の兵器量や弾頭数を開示するってのは、有事においてご法度ですけどね。
ロシアのミサイル量を開示とか笑
ウクライナのレズニコフ国防相のTwitterより。
ただ軍事組織の規模では、米国、EU、中国にも劣る日本においては、透明性を上げるというのは悪くない気がする。結局もし有事になるとしたらアメリカも含めた軍事力になるわけだし。
今年の日本の防衛費は3兆円!つって、それでB2爆撃機なんかを10機揃えたところで、日本の防衛力ってなんら上がってなくね?って話なわけで、どれだけ防衛力を上げられたかというコスパを国民は議論すべきだと思いますしね。
まあそれよりも冒頭に述べた通りその予算を他に充ててほしいなー。
リスキリングに5年で1兆円ってね。僕なら防衛費に5年で1兆。リスキリングに1年に3兆円 投じたいですけどね。願望。
世界に遅れないように舵取りしてもらいたいですね。
それでは、また。