どうも、とみです。
本記事はかなり主観的な内容を含んでます。
日経ニュースで下記のような記事が出ていました。
バリュー投資家のための「米国株」データ分析ーひと握りの優良株が割安になるときの見分け方 [ ひろめ ]
過去の記事でも書いていますが、株価の値下げや値上がりに理由なんてものは無いと思っています。
あるのは、投資家の心理だけです。
例えば上述の記事では、
FOMCの議事要旨で年内のテーパリング開始が示唆された⇨これによって株価の値下がりがあった。という時系列で書かれてますが、これは単なる後付けです。
実際は、株価がなぜか下がった⇨じゃあ最近あった値下がりそうなネタ書いとくか⇨なんかFOMCで7月末にあったFOMCの要旨公開してたな⇨これにしとくか。
こんな感じです。
なんならFOMCは年内テーパリング開始とか言ってない
さらにこの記事には続きがあります。本当にFOMCは議事要旨で、「年内テーパリングやる可能性があるでー!」なんて言ったんでしょうか? 市場との対話とか意味わからん事よく言ってるのに、そんな分かりやすい発言すると思いますか?
別のニュースも見てみましょう。僕の大好きなロイターです。
あれ?ニュアンスが日経と違いません?
よく読むと、年内テーパリング達成ではなく、テーパリングを“開始するための雇用面での条件”が年内で達成される可能性がある。としか言ってません。
誤字脱字多しの適当なブログ書いている僕が言うのもなんですが、文章はよく読む必要があります。
ってことは、日経ニュースが述べている、年内テーパリング開始示唆による株価の下落というのは、やや前のめりな取り上げ方と言えるでしょう。つか誤報やろこんなん。
なるべくなら支社ではなく現地メディアでも確認
FOMCはアメリカの連邦公開市場委員会の事ですから、情報は元々は英語ですよね。
日経だろうがロイターだろうが、日本語に直されているだけでも、情報が都合よく修正されている事があります。
ロイターの海外版も読んでみましょうか。
上段では、やはり雇用ベンチマークが年内に達成できる可能性がある。と述べられていますね。
しかしbut以降、パンデミックの危機から金融政策が次の段階に進むべきかの重要な側面については、意見が分かれているようだ。 と記載されています。
金融政策における、次の段階というのがテーパリングを指しているのかは分かりませんが、包括していると見るべきかと思います。
結局のとこ、明確に言及なんてするわけないんですよね。何てったって、テーパリングは市場との対話とかいうよく分からないものが必要なので。
ただ、市場は分かりやすい情報に飛びつきやすいです。一度、日経のような情報が出ると、
「えっ?年内にテーパリング?よく調べたこともないからよく分からないけど、やばいやつでしょ!売らなきゃ!」みたいな心理になる投資家が大勢います。
結局は、株価は投資家心理なんですよね笑
皆さんも、ニュースは1つのメディアに固執せず、様々なメディアを通じて多方面からよく確認しましょう。
分かりやすい情報ほど、特に注意が必要です。
・・・金融だけじゃないですよ? あなたがさっき読んだyahooニュースも、Twitterのトレンドも、分かりやすく改変されてませんか?
それでは、また。